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2024/9/20~22 秋の大収穫祭 (於:上野グリーンクラブ)

ホタルブクロの育て方と品種の紹介

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ホタルブクロはいわゆるカンパニュラの仲間。カンパニュラというとだいぶ違った印象を受けけますが、大きな釣鐘型の花をぶらさげるものを日本ではホタルブクロと呼んでいるようです。

西洋ではホタルブクロもカンパニュラと呼びます。ホタルブクロの学名は’Campanula punctata’です。日本では、ホタルブクロというと花も大きく姿も独特で、やはり他のキキョウとは異なる種類、という感じがします。

初夏に咲き、存在感があり栽培も比較的容易で、種類も豊富。親しみやすい山野草ではないかと思います。

ここではホタルブクロの育て方をご紹介しようと思います。

基本的な育て方

ホタルブクロは落葉性の多年草で、春に芽を出し、夏に花茎を伸ばして花をつけ、本体の脇に新しい芽を形成し、冬には地上部が枯れていきます。

日なた~半日陰において適度な水を与えていれば自然に増えることも多い、比較的丈夫な植物です。強い日差しよりはやや明るい程度の半日陰のほうが、ほっておいてもよく育つようです。

置き場所

日なたか半日陰ですが、半日陰のほうが手間がかからないかもしれません。日なたの場合は夏場の水やりをわすれないように気をつける必要があります。

置き場所は通年ひなたでも構いませんが、5月上旬の日差しが強くなる頃に明るい日陰に移すと更にいいです。

用土、鉢

ホタルブクロは横に広がりやすい植物です。品種やタイプにもよると思いますが、深く下に根を伸ばすというより、新芽をランナーのように横に伸ばして増えていきます。

用土は特に選びませんが、一般的な水はけの良い土であればいいと思います。

深めの鉢よりも、広めの鉢のほうがよくできそうです。花期には背も高くなるので、腰高の鉢だとバランスが悪くなります。

肥料

春の芽出し後と、秋頃に肥培します。

ホタルブクロは条件によっては初夏に長く生育し、二番花が咲くこともよくあります。あまり遅くまでやったり大量の肥料を効かせているといつまでも咲き続けてくることがありますので、やりすぎなくて構いません。

水やり

夏は水をやりますが、根が比較的浅いので水をやりすぎる必要はありませんが、一般的な植物と同じく、用土の表面が乾いたらたっぷりやる、という基本が大切です。

花時期、花茎がたっているあいだは水切れしやすくなるので気をつけて様子をみてください。

石垣の割れ目から生えているホタルブクロ。

ホタルブクロ栽培のポイント

新しい芽を大切にする

ホタルブクロは花が咲いたあと、地下茎が伸びて新しい小さな芽ができ、そこから葉がでてきます。

そして、この新しい芽が翌年成長する部分になります。

今年花が咲いた茎はそのまま枯れて、なくなってしまいます。

このあたりは他のキクと同じような感じです。ですので、ホタルブクロを育てる場合は、秋ごろに新しい葉が出ているかよく確認して、その葉の付け根にある新しい株を育てることを意識してみてください。古い花茎はどのみち枯れてしまうので、花後は切ってしまってかまいません。

植え替え

植え替えは芽が充実した時期に行います。地面から新しい葉が出ていたり、芽ができていれば植え替え可能ですが、秋~春が最適で、夏はやめたほうが無難です。わかりやすいのは葉が出てきてから、早春の植え替えです。

植え替える際は古い用土をよく落とし、新しい用土で植え付けます。

新しい芽が鉢の縁によっていることがよくありますから、芽の位置を適当に動かしてバランスよく植え付けます。白い細い根がでているので切らないようにして植え付けてください。

植え替え後はたっぷり水をやってください。植え方は多少雑でも根付きはいいほうですが、春に植え替える場合はなるべく早めのほうがいいでしょう。キクの仲間なので伸びてからの移植は向いていません。できるだけ、芽が動き始める前に植え替えたほうが根付きは良くなります。

植え替える鉢は一回り大きいものにします。芽が沢山ふえて場合は一鉢で収まりきらない場合は植え替えのついでに株分けします。

株分け

先にも書いたようにホタルブクロは新しい芽を中心に生育します。秋以降、新しい芽ができてしまえば古い部分は枯れていきます。

そのため株分けする場合は地下茎で伸びた新しい芽を、根がしっかりつくように切りはずしましょう。

株分けしたあとは根をなるべく乾かさないようにし、早めに植え付けます。



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