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春の山野草と錦葉珍品即売会 4/6(土)~4/7(日) 場所:上野グリーンクラブ

夏の山野草の管理:梅雨時~夏にしたほうがいいこと。

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いつの間にかお盆になっていました…。書きかけだった夏の管理方法を一応書いておきます。

6月以降(関東では5月半ば以降?)、気温が高くなり暑くなってきます。また梅雨に入り湿気が増し、むしむししてきます。この季節は多くの植物が傷みやすくなる、注意が必要な時期です。

蒸れて傷む理由として、実際に風通しが悪くなって空気が滞ったり、また花の終わった箇所が傷んできてかびたり腐ったりし、その結果良くないことになるということが考えられます。

また暖かくなるとアブラムシやケムシなどいろんな害虫が活発になり、その結果良くないことになるということもあります。

もう一つ、湿気が多くなることで風通しは悪くなくても雑菌が繁殖したりして、良くないことになるということも考えられます。

なので、6月くらいになったらそれぞれに対して対策を講じる必要が生じます。

1つ目の対策、草丈を詰め、間隔を開けたりして風通しを良くする。

花が終わったものは、花茎を半分くらいに切ります。そのままにして種が実ると消耗するとも言われていますので、種をとったりしないのであれば終わった花は基本的に取ってしまったほうがいいです。落ちた花びらをほっておくと見た目も悪かったり腐ったりもしますので、それらも含めて取りましょう。

また夏までに成長する植物については、密集させずに少し間隔を開けておいたりして、管理します。穴あきトレーなどが便利です。少し離して並べれば、茂った葉が混みすぎて蒸れるのを防げます。また背が高くなる植物は転倒防止にもなります。

2つ目の対策、農薬を活用する。

害虫や病気はどうやっても防ぎきれないこともあります。とくに初夏に発生するアブラムシや、6月ごろに発生するうどんこ病など。また温室に発生するコナカイガラムシなど、根絶が大変なものもいます。ナメクジも永遠の敵です。

発生がわずかだったり、部分的なものであればまだ楽ですが、広範囲のものを駆除するのは大変です。またこれらの発生には環境的な要因もあるので、絶対になくなるということがありません。

大変な場合には殺虫剤、殺菌剤を利用しましょう。タイミングよく使うと非常に効果的です。こちらで主に使っているのはオーソサイド(殺菌剤)、オルトラン(殺虫剤)、カルホス(殺虫剤)などです。

殺菌剤は梅雨時にとても効果があると実感しております。またオルトランは粒剤タイプが散布しやすいので、一袋常備しておくと何かと便利です。

あ、それからナメクジもですね。これも少量なら捕殺でOKですが、大量に育てている場合はナメクジ用の殺虫剤も検討してみてはいいのではないかと思います。何種類か、こんど紹介します。

もちろん農薬は薬ですので、用法用量を守って正しくお使いください。こちらでやっている具体的なやり方なども、また紹介します。

便利なオルトラン粒剤。ちょっと高いけど、ピンポイントで手軽に撒けます。箱買いしてあります。範囲が広い場合は水和剤が経済的です。

15Lの背負式噴霧器。ポンプ式なので電池や燃料は不要で、これも便利です。100坪くらいならこれ1回分で足りるかな?

夏の野外フェス…長岡花火です。初めて会場で生で見ました。天気もよく、とてもきれいに楽しめました。