催事等の案内

2022年雪割草カレンダーが出来上がりました!(10/29より)

2021年10月、新しいカタログができあがりました!これから順次発送いたします。オンラインでも閲覧できるようになりました!

  • 第4回 秋の大収穫祭 (秋の山野草と盆栽大即売会) 9/24(金)~9/26(日)
     場所:上野グリーンクラブ 参加します!
  • 2021年12月、2022年1月のボロ市は中止となりました。

カタログがオンラインで閲覧できるようになりました。こちらから御覧ください。

  • 第3回 秋の大収穫祭 (秋の山野草と盆栽大即売会) 9/25(金)PM1:00~9/27(日) 場所:上野グリーンクラブ
  • ちかぢか開催予定の催事はありません。

  • 県の花雪割草大会 2/16(土)~2/17(日) 場所:うららこすど

黄花雪割草の育て方、発色のコツ。

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雪割草の中でも珍しい色合いで人気の高い黄花系。とくに、富山県に産するミスミソウの黄花は鮮やかな発色が美しく人気です。

黄花雪割草の銘花。きれいに発色。

普通の雪割草の黄花がせいぜいクリーム色程度なのに対し、ミスミソウの黄花は本当に黄色い。初めて見るとびっくりするくらいの黄色で、ぜひとも手に入れたくなるものです。

しかし、ミスミソウの黄花は癖のある植物です。せっかく手に入れても、うまく育てないと肝心の花を楽しめないことになりかねません。ここでは黄花雪割草、とくに富山産のミスミソウの黄花の注意点を説明したいと思います。

黄花系雪割草(富山産の黄花ミスミソウ)の育て方

おおきな括りではオオミスミソウと同じで、育て方もほとんど一緒で構いません。しかし、やはり種が違うため細かな点で性質が異なっています。その違いを知ることで、より上手に育てられるようになるのではないでしょうか。

やや繊細で作りにくい印象。

黄花系雪割草はどちらかというと山側に自生するタイプで、海側に自生することが多い他のオオミスミソウ、いわゆる雪割草とは生育環境も異なります。山側にそだっているせいか根が細く全体的にやや小ぶりで、多湿による根腐れや芽の痛みが多いように感じます。

他の雪割草と一緒に管理しても問題なく育つことも多いのですが、すこし苦手だという場合は、意識的に用土を変えて、軽石など固めの用土を使ったり荒目の土を混ぜたりするといいかもしれません。

それから当然ですがナメクジの食害にも注意が必要です。黄花はなんとなくナメクジに食われやすいような気がします。もっとも、大事にしているものはすべて食われやすいようにも感じるので完全な気のせいかもしれませんが、雪割草はナメクジの食害を受けやすい植物なので、こまめに捕殺したり殺虫剤などを利用してナメクジの害が無いようにしましょう。

増え方も特徴的。

また岩場の植物らしく、根で増えることがよくあります。植え替えの際に注意してみると根から芽が出ていることがたまにあります。そうした増殖をしやすいので、おそらく根茎伏せなどの方法でも増えやすいのではないでしょうか。

根から出芽するということは根伏で増やすこともできますが、そこから開花させるまでには数年かかります。途中で傷むことがないよう、丁寧な管理を心がけましょう。

黄花を発色させるコツ

黄花雪割草で一番やっかいな点、それはなかなかきれいに発色しないという点です。

黄花のはずがとぼけたピンクで咲いてくることがよくあります。黄色のおもかげさえないこともたまにあります。

これは実生だからとか、品種間違いだから、という理由ではありません。間違いなく株分したものでも黄色にならない、それどころか、昨日まで黄色で咲いていた花の色があっというまに薄れていくことすらあります。

これはどうも黄色雪割草特有の特徴のようで、きれいな黄色になるためにはいくつかの条件が必要なようです。

黄花をきれいに発色させるコツ、温度と日光

2つのことが言われています。

ひとつは、ある程度温かい場所で咲かせること。あまり寒いところだと色のノリが悪くなるようです。温度が低いと色がでないのか、それとも暖かくなるころにじっくり咲いてきた遅咲きのものがきれいに発色するということなのか、どっちなのかわかりません。

1月ごろに咲いてくるものでもきれいな黄花はあるので花芽の充実ということは無いと思いますが、温度変化に敏感なのでしょうか。あと、寒すぎると色が乗らないということはあるのではないかと思います。

他の品種でも加温に失敗して本芸しなかったりすることがありますが、黄花はとくに注意して、無理な加温や開花調整をしないようにしたほうがいいかもです。

もうひとつは直射日光を当てないこと。

どうも、直射日光で色が飛んでしまうようです。お店ではきれいに発色していたものが、外に出して日に当てるうちにみるみる色あせていくということも実際にあります。

これを防ぐために、黄花を咲かせるときにはなるべく太陽の日が当たらない環境で咲かせるようにします。例えば、時期になれば雪割草を棚上に並べておくのが普通ですが、黄花はあえて棚下で咲かせたり。

色があせてきた状態。これはきれいに発色した株の、数日後の様子。最初からピンクなどで咲いてくることもある。

もっとも、上記がすべての黄花に当てはまるわけではありません。植物には個体差や年ごとの変化がつきものですから、とくに雪割草の芸のような繊細なものの場合、こうすれば必ずうまく行くというものではありません。逆に、どの環境でも安定して発色してくれる優れた個体もあるかもしれません。これまでの傾向を見ると黄花の場合は名の通った銘品でもかなり発色にはばらつきがあるように思いますが、最近は徐々に安定度もましているように感じます。

退色の少ない佐渡産の黄花

最後に、これまで説明したものとは違うタイプの、青軸系の黄花をご紹介します。

佐渡産の青軸黄花、素月。安定したクリーム色で人気。現在は実生品が流通。

これは佐渡で発見された青軸黄花品種で、富山産のものとは異なるオオミスミソウの黄花です。

こちらは黄花と言ってもクリーム色で、白に少し色がのるタイプのものです。富山のもののように派手な色ではありませんが、安定した色が楽しめやはり人気です。交配を重ねることで色もよくなり、今後も楽しめそうな系統です。この系統で出た下の千重咲などはかなりいい色だと思いますが、いかがでしょうか。

素月の系統で作出した青軸黄花千重咲。