節分が過ぎました。節分というと豆まきですが、最近は恵方巻のアピールがすごいですね。このあいだスーパーに行ったら大量に陳列されていました。しかし、このへんではそもそも恵方巻を食べるという風習がないので、一度も食べたことがありません。
そして節分といえばセツブンソウ。最近はいろいろな変り花が注目され、ひとつのジャンルとして広がりが出てきているように感じます。キンポウゲ科では雪割草、クリスマスローズ、セツブンソウなどがありますが、セツブンソウが一番小さくて可愛らしい感じがします。よくみると花の構造や種のなり方はクリスマスローズに似ていて、同じ仲間なんだなとよくわかります。
セツブンソウは時期になると種がこぼれてしまうので、意外なところに種がとんでいることがあります。最初の段階では球根も葉も小さく、気づきにくいので、数年後に突然思わぬところから咲いてくる。雪割草、セツブンソウ、クリスマスローズ、大きさはかなり違いますが、どれも実生から開花までの年数が同じくらいというのが不思議です。
今年は去年と比べると本当に雪が少ないのですが、だからといって花が早いわけではないのも不思議です。県の花大会まであと10日ですが、そのころにはなんとか展示品くらいは間に合わせたいものです。
雪割草。まるで幽愁という超銘花のようですが、実生で作った花です。華やかで豪華。
これもなにか、よく似た銘花があるような気がします。これも実生。こういうシンプルな二色咲のものもキレイです。
標準花の網目ボカシの秀花。ちょっと花が痛みかけていてあれだし、なんか写真だと形がおかしくみえますが、実物はとても綺麗。
爪紅の超美麗花。まだ初花なので2花くらいの株ですが、これくらいの大きさも雪割草らしくていいものです。
紫と赤の標準花。ただの雪割草に見えますが、ここまでの花はめったにありません。こういう花が基本になります。
雪割草の玉緑タイプ。こんな色がでてくるのも雪割草の面白いところです。
三段咲の貴宝冠。明るい緑のいつみても綺麗な三段咲です。
青軸白花に赤の点が入るもので、花型もよく良いタイプです。
ミチノクフクジュソウの大輪タイプということなのですが、たしかにちょっと大きいように見えます。
実生したフクジュソウが開花しました。見ての通り、白花を使った交配です。いきなり白花が咲くとは思いませんでした。
これも実生です。かなりの多弁花。いい花がでてきました。フクジュソウはいろんな品種がありますが、よく似ていて違いがわかりづらいものも多くあります。これくらいはっきりしていると誰の目にも綺麗にうつるのでは。
フクジュソウの金世界です。これは昔からある品種のようです。切れ込みの入る大輪種。