先日の県の花雪割草大会は無事に終了しました。二日間とも天気があまり良くない予報だったのですが、幸い当日は朝はふっていたものの晴れ間もあり、花もきれいに開いて楽しめたのではないでしょうか。
今週末はいよいよ雪割草全国大会です。2月25日(土)、2月26日(日)に上野グリーンクラブで開催されます。例年通りですが、会場の詳細は以下のホームページでお問い合わせ下さい。
最寄り駅は地下鉄千代田線の根津駅、上野動物園側からでると近いです。
上野グリーンクラブ3階が展示フロアとなり、1、2階に即売品が並びます。ハイレベルな雪割草の展示を是非ごらんください。
1階では手頃できれいな雪割草のほかに山野草もいろいろ並べる予定。まだ芽出しには少し早い物が多いですが、無理に温度調整したものよりもかえっていいかな?と思います。
入場無料ですので、皆様お誘い合わせの上お気軽にご参加下さい。それでは会場でお待ちしております。
さて、雪割草は会場でたくさんみられると思うので、ここでセツブンソウなどを紹介しようとおもいます。
一つめは赤花セツブンソウ。うっすらピンクになるもの、裏紅になる物などありますが、この個体の発色はそれらとは違います。色に濃淡のむらがあり、花の先端が少しよれて開ききらないのも特徴。やはり発色は年によって変わりますが、これくらい色がのってくれれば良い方です。
2番、二段咲?のセツブンソウ。こういう花をみたのは生まれて初めてです。黄色の花弁部が帯化したようになり、存在感を増しています。そして中心に少し残っているのはめしべではなく、おしべです。めしべはほとんどなくなっているようです。そうすると、乙女咲と呼んだ方が良いのかも知れません。いずれにせよ超珍品。
3番。八重咲セツブンソウです。花も大きく見応えがあり、きれいな個体です。問題は、なかなか安定しないこと。これも去年、一昨年と普通の花でした。それゆえ以前からクレームも多いのですが、咲けばやっぱりきれい。
4番。これは面白い、帯化セツブンソウ。いろいろな花でこういうのはあります。これは2花くっついていますが、3花くっついて咲いているのもありました。写真がとれればいずれご紹介します。ただし、この芸は安定はしないと思います。たまたまです。偶然。
5番。イギリスで2,000種類あると言われているスノードロップ(ガランサス)。本当に2,000種類あるのか、未だにわかりません。でもイギリスの人が真顔でそういっていたので、本当だと信じています。これはその中でも人気の、黄花タイプのスノードロップ。名前は「ウェンディーズゴールド」。この写真だと黄緑ですが、もっと黄色くなります。よく日に当てたほうが良い色になります。
最後は、「サム・アーノット」というスノードロップです。1857年生まれのサム・アーノットさんが庭で見つけたそうです。昔からスノードロップが好まれていたのがよくわかります。厚みのある花弁に逆ハート型の緑色がおしゃれな強健種で、香りがあります。