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2024/9/20~22 秋の大収穫祭 (於:上野グリーンクラブ)

放置しっぱなしのメダカ水槽。今年はどうなったでしょうか…

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昨年、ほぼ放置状態のメダカの様子をみましたが、とくに問題なく元気に泳いでいました。ある程度の環境が整っていれば、人工的な水槽の中でもメダカは育ち世代交代を続けてくれるらしい。

そんな観察をしたのが去年の8月でした。

それからさらに放置を続けて1年。今年はどんなふうになったでしょうか。

今年はほぼ餌もやらず、水換えもせず、藻も取りませんでした。ただ蒸発して足りなくなった水は何度か足してやりました。世話はそれだけ。餌は一度だけ、アリの蛹が大量にポットに入っていたのを少しまいたくらい。

メダカ放置の結果…

でどうなったかというと、相変わらず元気に泳いでいました。稚魚も生まれ、順調に世代交代しています。

去年と特に変わらず、どの水槽でもある程度の数のメダカが泳いでいます。8月後半からは今年うまれた小さなメダカが目立ってきました。

メダカの色は全体的に黒っぽくなってきました。やはり普通のクロメダカの遺伝子が強いのでしょうか。たまにまだら模様のがいますが、きれいなヒカリメダカの幹之みたいなのとか、はっきりした楊貴妃のような色のメダカはいなくなりました。

現在の環境

やはりある程度の水量が必要なようです。去年もそう感じましたが、いちおうメダカ一匹につき1リットルの水が必要とされているようですが、3リットル程度の水だとすこし狭すぎる感じです。

水槽の底は堆積物で埋まっています。よくみると小さなメダカが泳いでいるのが見えます。

それから藻や隠れ家になる何か。水槽の一つは水面の多くが藻に覆われて腐海のようになっていますが、その下には澄んだ水の世界が広がっています。またスイレンやアサザなどの葉も広がり、ちょうどよい日陰や隠れ家になってくれています。

ここにうつっているのはヤナギトラノオ。なかなか花が咲かない。

水槽の底には古くなった葉やなにかの死骸や糞などが堆積し、分解されて土壌のようなものができあがっています。これも隠れ家や冬の寝床になるのでしょう。

こういうものがなく、ただの水だけだと卵が絡みつく場所もないし、ダメそうな気がします。

それからアオミドロが少ないのが良かった。一時は薬品を使って抹殺を試みたりもしましたが、結局しばらくするとまた復活してきたアオミドロ。去年くらいからはそんなに目立たなくなりました。他の草があり、また餌をやっていないからアオミドロが繁殖する栄養分がないのでしょうか。

一見するとアオミドロ?藻?に覆われてもうダメな感じに見える。

実際は藻は表層にあるだけで、その下にメダカが十分に泳ぎ回れるスペースがある。

今後

とりあえず2年ほど放置し、大丈夫でした。

しかしまだ2年なので、このままずっと安泰かどうかはわかりません。たまたま水中のいろんな草とメダカのバランスがいいだけかもしれませんし、餌をやっていないので徐々に栄養がたりなくなりメダカが少なくなっていくかもしれません。

また水草や藻で見栄えがあまり良くないのは事実なので、見た目を整えるために少し手入れしたいところです。本当はこの夏に大掃除をしようと思っていたのですが、いろんなあれでできませんでした。

これからも時々様子を見ながら、なるべく手をかけずに見守っていきたいと思います。