イベントのご案内

春の山野草と錦葉珍品即売会 4/6(土)~4/7(日) 場所:上野グリーンクラブ

夏の管理…一転して土砂降り。でも夏の基本は水やり。すぐ乾くので油断しないようにしましょう。そして消毒も大切。

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先日までの暑さが嘘みたいに、今日は土砂降りです。波板を貼ってあるハウス内は雨音で電話も話し声も聞こえないくらいになります。

これが半日とか1日続くと水害レベルになります。そこまで降ることはめったにありませんが、それにしてももう少しバランスを考えて降ってほしい。

月~金の早朝か夕方に均等に降ってくれたらいいのですが、そううまくは行きません。昔みたいな夕立も、最近なくなった気がします。昔から妄想されてると思いますが、街全体をドームで覆って気候をコントロールするとかそういうことを考えてしまいます。そういえば「天気の子」ってそういう話でしたか?

しかし、トータルで考えると夏は当然ですが乾燥、水切れの時期です。にも関わらず蒸れます。前にも書きましたが、効果的な水やりが大切です。乾いたら躊躇なく水をやる必要がありますが、水やりが簡単になるように工夫するのも、有効です。

  • 鉢・ポットの整理整頓(枯れた鉢の整理、適度な間隔をあける)
  • 置き場所の工夫(半日陰に移す、雨が当たる場所に移す)
  • 植物の手入れ(終わった花茎を切る、鉢増しする)
  • 草取り(雨後は雑草もよく伸びる)

こんなところに気をつけると、夏の管理がだいぶやりやすくなるのではないかと思います。

とくに置いてある面積がたくさんあるとそれだけ水やりの手間がかかります。本当は8月前にある程度整理したいと思っていたのですが、理想の15%位しか進みませんでした。これからがんばります。

外置き場

理論的には、ここを整理することで水やりの面積を半分以下にできるはず。予定ではすでにそうなっているはずであった。

中置き場

ここも8月には整理整頓がすんで雑草がなくなり植物がきれいに並んでいるはずだったが、作業の遅延に伴い大幅なリスケ、再見積もりが発生。その結果、気合をいれて頑張ることで対処することに決定した。

また屋根がある部分においてある植物は、かなりの土砂降りでも水やり不要になるほどの雨はかかりません。そこは雨の日でも水をやりましょう。

ここは一見すると軒のキワなので雨がかかるように見えますが、実際には水やりの足しになるほどにはかかりません。

消毒して病気を防ぐ

梅雨時ほどではないと思いますが、やっぱり雨のあとは病気などの発生が心配です。

雨が土にあたると意外とたくさんの泥が跳ね返ります。こっちのほうでは「しっぱね」と呼んでいますが…家の壁とかがよく汚れますが、植物の下葉にもかなりの泥がついていると思います。そして、この泥から病気が発生することがあるようです。

もちろん大雨のあとで密になった部分などで雑菌が繁殖しやすくなるでしょうし、雨のあとは何かと心配です。

こちらでそういうときの対策としてこちらでよく使っているのは、「オーソサイド水和剤」という農薬です。

とあるプロの生産者の方はこの薬は薬剤耐性がでにくく、薬害もないとおっしゃっていました。こちらでも使っていますが確かに使いやすいと思います。比較的安価でもありますし、花卉類や観葉植物も使用対象になっていますので安心。もちろん、倍率や頻度はよく守って使う必要がありますが、適切なタイミングで使うことで植物の痛みをかなり軽減できている気がします。

病気を防ぐにはすべての植物を雨から守り、手潅水で管理できればいいのでしょうがそう出来ない場合は農薬もとても有効な手段となります。